大豆は家庭菜園でも比較的作りやすい作物です。基本から失敗しにくいポイントまで、順番にまとめます。
大豆の作り方(家庭菜園向け)
① 栽培時期
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種まき:6月上旬~7月上旬
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収穫:10~11月
※関東~九州の目安。熊本でもほぼ同じ時期でOKです。
② 畑・土づくり
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日当たり:必須(半日以上)
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土質:水はけの良い土
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酸度:弱酸性~中性(pH6.0~6.5)
元肥
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基本は 肥料控えめ
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入れるなら
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完熟堆肥 少量
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リン酸多め・窒素少なめの肥料
(窒素が多いと葉ばかり茂ります)
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③ 種まき方法
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1か所に2~3粒
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深さ3cm程度
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株間30cm、条間60cm
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軽く土をかぶせ、しっかり水やり
👉 鳥対策として、発芽までは寒冷紗や不織布をかけると安心です。
④ 発芽後の管理
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本葉が2~3枚 → 間引いて1本立ち
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水やりは基本不要
(極端に乾燥したときのみ)
⑤ 追肥・土寄せ
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追肥:基本不要
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草丈20cm前後で 軽く土寄せ
→ 倒伏防止&根張り強化
⑥ 病害虫対策
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害虫:アブラムシ、カメムシ
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初期は手で除去
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多発時は ベニカXファイン・オルトラン粒剤など
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病気:風通しを良くすればほぼ問題なし
⑦ 開花~結実期(8~9月)
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紫や白い小さな花が咲く
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この時期の 水切れは実入りが悪くなる
→ 乾燥が続く場合は水やり
⑧ 収穫
用途で収穫時期が変わります。
枝豆として
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莢がふくらみ、触ると豆が分かる頃
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種まきから 80~90日
大豆(乾燥豆)として
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葉が黄色くなり、自然に落葉
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莢が茶色く乾いたら収穫
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根元から刈り取り、逆さにして陰干し
⑨ 脱粒・保存
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完全乾燥後、手や足で踏んで脱粒
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風選してゴミ除去
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密閉容器+乾燥剤で保存
失敗しやすいポイント
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❌ 肥料をやりすぎる
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❌ 水のやりすぎ
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❌ 日照不足
→「放置気味」が成功のコツです
枝豆用・味噌用・納豆用など、目的別の品種選びもできますが、知りたいですか?
はい、枝豆と大豆は同じ植物です。
違いは「収穫時期」だけ
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枝豆
→ 大豆が未熟な青い状態で収穫したもの
→ 莢がふくらみ、豆がまだ柔らかい時期 -
大豆
→ 枝豆をそのまま完熟させ、乾燥させたもの
→ 葉が枯れて、莢が茶色くなるまで待つ
つまり
「枝豆=若い大豆」
「大豆=完熟した枝豆」
という関係です。
品種の考え方
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多くの枝豆品種 → そのまま完熟させれば大豆になる
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ただし
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枝豆専用品種:甘み重視(完熟豆は小粒なことも)
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大豆専用品種:味噌・納豆向き(枝豆にするとやや硬め)
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家庭菜園なら
👉 枝豆として一部収穫 → 残りを大豆まで育てる
というやり方が一番お得です。
もし
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「枝豆をたくさん食べたい」
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「味噌・納豆用にしたい」
など目的が決まっていれば、おすすめ品種も挙げられますよ。
いいえ、脱穀機がなくても全く問題ありません。
家庭菜園レベルなら、手作業のほうが一般的です。
脱穀機なしでの大豆の収穫方法
① しっかり乾燥させる(ここが一番重要)
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葉が落ち、莢がカラカラに乾くまで
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根元から刈り取り
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逆さにして軒下や室内で1~2週間陰干し
👉 半乾きだと豆が割れたりカビの原因になります。
② 脱粒(道具なし)
家庭で一番楽な方法です。
方法A:手でもむ(少量向け)
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莢を手でつぶす
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テレビ見ながらでもできます
方法B:袋+踏む(おすすめ)
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丈夫なビニール袋や米袋に入れる
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口を縛る
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足で軽く踏む
→ 莢が割れて豆が出ます
※踏みすぎると豆が割れるので注意
③ ゴミを除く(風選)
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ざる+うちわ
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風のある日に屋外で軽く振る
→ 軽い莢は飛び、豆だけ残ります
どれくらいなら手作業でOK?
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家庭菜園(10~30株)
→ 全然余裕 -
畑1畝分以上(50~100株)
→ 袋踏みが楽 -
それ以上
→ 小型脱穀機があると便利、という程度
枝豆→一部を大豆にする場合
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枝豆収穫後、残りを完熟させる
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株数が少ないので ほぼ手でもみで十分
結論
✔ 脱穀機は不要
✔ 乾燥さえしっかりすれば失敗しない
✔ 「袋に入れて踏む」が最強
家庭菜園なら、道具なしで十分楽しめます。
納豆・味噌・煮豆など、使い道は決まっていますか?